これまでのエロメディアは、女性の裸やセックスは貴重なもの、という前提の上でなりたっていました。
「貴重なもの」だからこそ、多少高くても、交通費もばかにならない大塚のデリヘルも利用してくれていたわけです。
しかし、今や女性の裸やセックスの希少価値は暴落。
風俗に対する女の子側の抵抗も薄れてきて、あっさりと風俗入りしてしまう子も多くなってきてしまいました。
いまや、女性のヌードもセックスも、たいしてありがたいものでは無くなってしまっているのです。
しかし、いまだ妄想が熱く燃えているのがオタク系エロです。美少女ゲーム、漫画、アニメ、そして同人誌。実写系のエロが失速している一方で、こうした創作系のエロはまだまだ盛り上がっている傾向があります。猫耳に触手に、ふたなり(両性具有)にメイドに…と妄想のジャンルも複雑に広がっていく。
言い方はよくありませんが、現実の女体にはあまり縁のなさそうなオタクゆえに、性に対する飢餓感は激しく、妄想は果てしなく膨らんでいくとも言えます。そして対象があくまでも決して手の届かない架空の存在であるがゆえ、乾きが癒されることはありません。
実写系のエロメディアには、もはやこうしたパワーは無くなってしまっているのだ。なにしろオタク系のクリエイターって、本当に好きで作ってるもんなぁ。正直いって実写系で心の底からエロが好きな人、そんなにいません。
最近ではオタクのカリスマ、おたっきぃ佐々木が実写AVをプロデュースするなど、実写系エロがオタク系エロのエッセンスを取り入れる動きも出てきているが、今後はもっと活発化しそうだ。いや、もうこれからはオタク系エロに積極的に学んでいかないと、実写系エロの未来はない、とまで思っているのだ、個人的には。
オタクと生身のエロとの接点について考えるならば、取材先はここしかない。オタクと女の子が接触する場である池袋のイメクラです。ここは、アニメやゲームのコスチュームを充実させ完全にオタクにターゲットを絞った初の風俗店で、お客はもちろん、働いている女の子もオタク。同店の女の子たちに話を聞くことができました。
彼女たちの話によると、「オタクって完璧主義者が多い傾向があって、相手に合わせたりして自分をごまかしてまで彼女を作るくらいなら、理想通りの架空のキャラを相手にして、自分でしちゃった方がいいって思ってるんじゃないかな」ということと、 「オタクはSかMなら最初はみんなSをやりたがりますね。でも、実際に慣れてくると実はMだってことが判明したりして(笑)。男はSじゃなくちゃいけないって思ってるみたい」が言えるようです。