今回は、風俗で働く女の子のためにあると言っても過言ではない、アリバイ会社のお話。おそらくは、風俗嬢が10人いればその内9人は何らかの形でアリバイ会社に登録していると言われるほど。

ところでアリバイ会社って、なんだか名前からして怪しいのですけど、実際はどんな仕事をしているのでしょうか。
あるアリバイ会社で働く知り合いによると、「依頼される仕事の実に8割以上が、女の子が部屋を借りる際に不動産屋を相手に、在籍証明や給料明細の発行などを行う作業になるんだとか。そもそも部屋を借りるには、必ず家賃を入れるという社会的信用が必要です。ところが、風俗嬢はその社会的信用がゼロですから、ダミー会社の社員やアルバイトということにして、部屋を借りることを可能にするんです。一連の流れとしては、書類を作り不動産屋に提出。その後、必ず、不動産屋から在籍確認の電話がかかってくるので、ダミーの会社の人間が対応する。それだけなんですよ。次に多いのが、金貸しですね。金融から金を借りる時にも在籍証明は必要ですから。これは6割ぐらいの風俗嬢が依頼してきますね」
ちなみに一つのダミー会社を運営するには最低3人の人員が必要だとか。というのも、不動産屋からの電話に常に応対ができ、(旦那や彼氏からの電話には、“只今、○○は営業に出ていまして……”と答えるのが常)もし、本当に女の子を尋ねてきたとしても、対応できるようにするためらしいです。聞いてみると思ったより、大変な仕事のようですが、そこまでして儲かるのでしょうか。
「結構儲かっていますよ。世の中が不況になり、風俗業界に飛び込む女性も増えてきましたから。この業界では、一つのアリバイ会社で80人ほどの風俗嬢を抱えているのが普通なんです。売り上げとしては例えば、在籍証明を出すだけで、1ヶ月1万ほどとりますからね。それだけで80万は入るのですよ」
だが、そんな彼らも思わぬハプニングに見舞われることもあるようです。
「稀にあるのは、旦那や彼氏が乗り込んでくることですね。“本当にそんな会社があるのか!”ってね。でも、そんな時は冷静に対応するように心がけています。“何を言っているんですか? アナタは奥さんを信じていないんですか”と毅然とした態度で挑むしかないですね」
 
いやはや、こうなると風俗嬢を守るヒーローです。ま、女の子の周りを欺いている点では正義かどうかは微妙なところですが、風俗で働く女の子にとって心強い存在であることには変わりません。そんなアリバイ会社の皆さんに対して、恵比寿NEWFACE一押しの風俗嬢のNちゃんは、「親戚みたいなもの。遠くの親より近くの親戚って感じかな。確かにあったよね? そんなことわざ(笑) 風俗で働くことが堂々と公言できる日が来るまで、アリバイ会社需要は続くのでしょうね。